Kalliope Music box カリオペの世界 by harpmaster |
|
|
K A L L I O P E カリオペのメカニズム |
||
|
少しマニアックな話になりますが、カリオペのメカニズムは一言で言うと、「素直」なのです。 他のオルゴールよりムダはほとんど省かれていて、部品点数も少なめです。 しかも安定度は高く、100年近く経った今でも壊れているものが少ないのです。 櫛歯の折れは、他のオルゴールと同様に多少あります。 しかし、モーター(ゼンマイ)やガバナー(ギア)の壊れはあまり見たことがありません。 初期の機種は、ボックスの横からクランクハンドルを挿し、ゼンマイを蒔いていましたが、後に、ディスクの中央のシャフト(軸)を2重にして、そこにハンドルを直接差し込み蒔くように構造を変えました。 こうすることにより部品点数を減らすことができました。 また、他社のオルゴールで良くある問題点のダンパーの不良も少ないなど設計上にも良い点がいくつかあり、その一つ一つを取り上げると、とても「素直」な「秀逸」な機種なのです。 |
K A L L I O P E |
Disk No.7 Unter dem Doppel-Adler - Under the Double Eagle |
||