Kalliope Music box カリオペの世界 by harpmaster

 K A L L I O P E  初期型と普及型

旧型はクランクがボックスの外に出ている

一方普及型は中心軸にクランクハンドルを差し込む

センターホールの径が異なる(左が旧型、右が普及型)

 

 

初期型は、比較的大きなケースに組み込まれメカニズムもやや大型でポリフォンのようなオルゴールでした。

1896年ののカタログを見ると61型となっています。

なぜ61型となっているかと言うと、61本の櫛歯があるからです。

そのカタログでは '61tongues' と描かれています。

そのうちの1本は使っていないために実質60音ということになるでしょう。

 

ゼンマイを巻くクランクは、ボックスの右側面にでて蓋を閉めたままでも巻くことができました。

ガバナーなども含めて、普及型に比べてやや複雑で、エアーブレーキミラのような扇型の贅沢な作りに なっています。

ゼンマイは比較的長く巻き数が多いために、連続して何回も曲を鳴らすことができます。

私は、このタイプを「旧型」または「初期型」と呼んでいます。

 

一方普及型は、小型のボックスに整然と組み込まれています。

小さく非常に簡単にまとまったメカにより、軽くなり、しかも安定した演奏が可能になっています。

クランクハンドルは省スペースの中、ディスクをセットした時にも巻けるように、 ディスクのセンターホールをセットする中心軸が2重になっていて、そこに取りつけて巻くようにできています。

このような仕組みを持つオルゴールは他に見たことがありません。

この構造は非常に簡単で、1回転の巻きに対して1回の演奏が可能です。

(普通5-6回転が最大に調整されています。)

K

A

L

L

I

O

P

E

Disk No.46 Danube waves

 

Kalliope カリオペの世界

 

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