Kalliope Music box カリオペの世界 by harpmaster

60G ベル付きオルゴール カリオペ60G

60 シングルコーム
60G ベル付き
60D ダブルコーム

※このページを含むページでは、同じ曲(サンタルチア)を3つのタイプのオルゴールで演奏していますので比較して聞いてもらうとその違いが良くわかると思います。

カリオペの魅力を紹介するに当たって、良く使われるのがこの60Gです。 60型と同じ小さなボックスに60音のコーム(櫛歯)とソーサー型の10個のベルがコンパクトにうまくまとめら れています。

ディスクオルゴールにベルがついているタイプは決して珍しいものではなく、ポリフォンを初め とした各社でも、多くの機種にベルが採用されていました。

ただ、これほどまでに普及したベル付きのオルゴールはありませんでした。

他のオルゴールに比べて安価だった60Gは、60型のディスクがそのまま使えるので多くの曲の ディスクを持ち、それらがベルつきの演奏で聞けたのですから、当時は活気的だったことでしょう。

ポリフォンなどは、ベルの演奏用の音符をディスクに特別に刻み込んだために、ベル付きの ディスクは、普通のベルなしのディスクとの互換性(共通性)を失っていました。

その点、カリオペは、オルゴールのコームの低音部と同じ音階のベルをコームの反対側に並べ、 低音をはじくと同時にそのベルをたたく構造を採用していました。

その為に、低音とともに澄んだ音のベルを叩き美しく変化のある演奏を行うことができます。 60Gのベルはレバーにより、鳴らさないようにできるために、60型と同じようにベル無しの 演奏にも切り替えることもできます。

以上のことからポリフォンのベルタイプは流通数が少なくディスクも入手困難ですが、 カリオペの場合には、今でも本体もディスクも入手は比較的容易です。

参考 : ベルの音階

K

A

L

L

I

O

P

E

Disk No.240 SantLucia Italian song

 

Kalliope カリオペの世界

 

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