Kalliope Music box カリオペの世界 by harpmaster

シンフォニオン

 

対面に取り付けられたコーム

オルゴールの3大メーカーであるシンフォニオンは、最も数多くの種類のディスクを作ったメーカーです。

シンフォニオンには特徴があるオルゴールが多く、さらに少数生産である機種も多いためにコレクターズアイテムが豊富です。

右の写真のようにシンフォニオンの特徴として、初期のものは対面に取りつけられた2つのコームを使うタイプが有名です。

このオルゴールで演奏するディスクは、交互に180度ずらした位置に音符を配置しています。よくこのような面倒な仕組みを考えたものだと感心させられます。

シンフォニオンは

その後、レジーナに対抗するべくアメリカでの進出により作られたインペリアルシンフォニオンは、他のオルゴールと同じような構造を持ち、音量なども上がっています。

しかしながら個人的には、インペリアルシンフォニオンよりもシンフォニオンの音の方が弱く繊細な感じがして、まるでシリンダーオルゴールを聞いているような味わいがあり魅力的に感じます。

一方大型の機種は非常にダイナミックです。

音量や音質をカバーするために2枚、3枚のディスクを同時に演奏するなど、多彩なバリエーションが見られます。

もちろん編曲もシンプルなものから複雑なものまであり、曲としても機種ごとの違いを楽しむことが出来ます。

K

A

L

L

I

O

P

E

Symphonion

 

Kalliope カリオペの世界