Kalliope Music box カリオペの世界 by harpmaster

クリテリオン 他

代表機種のクリテリオン

左からスターリン、クラウン、ユーフォニア

ユーフォニアはサウンドボードもハデ

クリテリオン(クライテリオン)はオットー社のオルゴールの一つのブランドネームです。

オットー社は、これ以外にも、同様のブランド名でほぼ互換のあるオルゴールを作っています。

それらを下の表にまとめました。

ブランド名 コメント センター穴径
クライテリオン Criterion 5機種の中では最も販売台数が多いらしく、現存数が最も多いのがクリテリオンと思われます。 天使のラベルで有名です。 ショートベッドのタイプもあります。
スターリン Sterling 5機種の中では販売台数が少ない稀少機種と思われ、ほとんど確認されていないようです。多くのオルゴール書籍でも記載されている記事はほとんど見つけることはできませんでした。★ ラベルは女神と天使です。ショートベッド以外は確認していませんが当時クライテリオンの上位機種と思われます。 洒落なのか、ベッドプレートもスターリンシルバーの銀色に塗られています。
クラウン Crown 5機種の中ではやはり販売台数が少ない稀少機種と思われ、ほとんど確認されていないようです。多くのオルゴール書籍でも記載されている記事は少ないです。 ラベルはハープ奏者が王冠(クラウン)を授かる絵と天使です。ショートベッド以外は確認していませんがスターリン同様当時クライテリオンの上位機種と思われます。
オリンピア Olympia カラーの風景画のラベルを持ち、一部のボックスの構造が変わって反響が良いものがあります。 ショートベッドのタイプもあります。
ユーフォニア Euphonia 天女(女神)のラベルをもち、一部のボックスには豪華さを演出する金具がついています。 ショートベッドのタイプ以外は確認していません。 気持ち低音が多くでているように感じられます。
ディスクオルゴール以外のオルゴール
キャピタルボックス Capital box カフと呼ばれるディスクを使わないオルゴールです。オリンピアと同じ風景画のラベルを持っています。 カフは3タイプありますが、編曲もディスクとほぼ同じです。

注意する点としてはディスクのセンターホールには2つの穴径があります。

そのために、どのディスクもどの機種でも使えるわけではありません。

また、オットー社のディスクは殆どが鉄板ではない上にプロジェクションの構造から弱く折れやすいのです。

従って保存が良いディスクでないと満足に演奏ができません。

下記に音のサンプルを採りましたが、ディスクの状態が悪くうまく採れませんでした。

レジーナと違って、コロコロとしたような乾いた音がするのが特徴です。

K

A

L

L

I

O

P

E

Criterion

 

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